分娩について
無痛分娩
無痛分娩について
産科担当医と妊娠36~37週に外来診察時に入院日を決定します。無痛分娩を希望される場合は医師の説明を受け、疑問・不安等を解消された後、“承諾書”にご記入下さいますようお願い致します。
分娩を計画するため、通常の分娩より(陣痛を起こす日数分等)入院日数が長くなります。
無痛分娩の流れ
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01 浣腸後、ゆっくり陣痛をおこして子宮口を軟らかくする薬剤を、1時間毎に1錠を3回服用していただきます。
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02 その後陣痛室に移動し赤ちゃんの心拍数と陣痛の評価を行うために、陣痛を計測するための機械を装着していただきます。
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03 全ての準備が整ったところで、陣痛の強さを確認しながら点滴による陣痛促進を開始します。
夫立会い分娩
夫立会い分娩について
夫立会い分娩を希望の方はご夫婦で安心して出産を迎えていただく為に、当院指定の“ソフロロジークラス”をご夫婦一緒にご受講下さい。 また、事情により受講できない場合は、テキストを購入して頂き熟読下さい。テキストは受付にてご購入いただけます。
夫立会い分娩の注意
夫立会い分娩にはご主人様の十分な理解と協力が必要です。ご夫婦でよく話し合われて、お互い納得されてから分娩にのぞみましょう。分娩経過により大変申し訳ありませんが、立会い分娩をご遠慮いただくようお願いする場合がございます。なお分娩室内での動画撮影・写真撮影はご遠慮ください。
ソフロロジークラスについて
【完全予約制/定員15組まで】
- 開催日
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水曜日(第1・3)/14:00~16:00
土曜日(第2・4)/14:00~16:00
- 費用
- ¥500(テキスト代)
ソフロロジークラス

分娩の誘発・促進について
陣痛誘発
予定日超過、誘発分娩・無痛分娩などの際に陣痛を起こす目的で使用します。子宮収縮剤はとても効果的な薬剤ですが、過剰投与により過強陣痛や子宮破裂の危険があります。そこで現在では、胎児心拍・子宮収縮をモニタリングしながら、決められた量を投与できる点滴機械を用いて投与するのが治療法の標準となっており、当院でもその方法を用いて出来るだけ安全に行えるよう管理しています。
陣痛が起こり、分娩が始まったのに途中で痛みが弱まってしまった場合や、破水したのに陣痛が起こらない場合に使用します。

帝王切開
帝王切開について
赤ちゃんあるいはお母さんが経腟分娩を行うにあたっての危険が存在する場合、腹部を切開して赤ちゃんを取り出す方法です。現在、日本の平均で約15%の赤ちゃんがこの方法で生まれています。
分娩時の出血について
出産時には、経腟分娩で500ml程度、帝王切開で1000ml程度の出血がありますが、子宮収縮が悪く出血が止まらない場合、子宮収縮剤を投与して止血をはかることがありますし、母体に生命の危険が及ぶ場合、輸血を行う事があります。輸血はあくまでも生命に危険が及ぶ場合のみの治療となりますのでご了承ください。
母体搬送・新生児搬送について
母体搬送
当院では、比較的リスクの低い出産を取り扱っています。切迫早産や、週数が早い段階での破水など、赤ちゃんの成熟が未完成なうちに出産にいたりそうな場合はお母さんごと高度医療機関に救急車で移っていただくことがあります。
新生児搬送
生まれた赤ちゃんの状態により、十分な管理が出来る病院へ赤ちゃんだけ救急車で移っていただくことがあります。